落ちつきのなさとピクノジェノール

ピクノジェノールは、発達障害にみられる落ち着きのなさ、多動などを緩和し、情緒を安定させることに好影響がある天然成分です。交感神経を刺激するホルモンに対して抑制させて鎮静化させていると考えられています。松の樹皮であり、花粉症や、アレルギー性皮膚炎にも使われ、抗ヒスタミン作用が認められる成分として知られてきたピクノジェノールですが脳の興奮を抑える可能性があるようです。

ピクノジェノールがアレルギー性皮膚炎や花粉症を緩和

40種類以上の有機酸やプロアンソシアニジンを含有するピクノジェノールは、ヒスタミンの遊離を抑制する抗アレルギー作用があると研究報告もなされていて、鼻炎、鼻水やくしゃみ、目のかゆみなど、花粉症のさまざまな症状で悩む人にはよい健康成分です。ピクノジェノールは、ビタミンCの20倍のパワーを持つ天然の抗酸化物質であり、この抗酸化作用で心臓病や脳血栓などを予防して、アンチエイジングに貢献します。糖尿病性網膜症や子宮内膜症などにも応用されてきました。ピクノジェノールは、もともとは壊血病の特効薬とも目されていました。強力な抗酸化物質として体内の血管を守ります。かつて、カナダのインデアンが健康茶として、松の樹皮のお茶を飲んでいました。この薬草茶で、フランスの冒険家の一行が船乗りのかかる壊血病から救われたというエピソードが伝わっています。カナダのインディアンたちは昔から、松の樹皮からの樹液を薬草茶として用いていたのです。その後、ケベック大学のマスカリー教授がフランス海岸松の樹皮から、インデアンの使うものと同種の成分を発見し、これをピクノジェノールと名づけました。フラボノイドを大量に含むため、血管の若返りを促進し、動脈硬化を予防してくれると考えられています。そして、ヒスタミンへの抑制作用があるので、アレルギー性鼻炎や花粉症にも緩和の働きを発揮します。

脳機能にも働きかけて鎮静化し落ち着かせてくれる

このようなさまざまな人体への有効作用を広範囲に持つハーブはめずらしく、昔から、松の葉や松の実、そして松の樹皮も漢方や民間療法ではアンチエイジングによいとされてきたのはこのような理由があったのです。松寿仙という民間漢方が有名ですが、これも松の健康効果を活用したものといえるでしょう。ピクノジェノールとは、フランス海岸松という松の樹皮から抽出されるサプリメントですがその由来はアメリカの先住民が松の樹皮を薬草茶として飲んでいたことを欧州の探検家が見つけたのが発端です。この松の樹皮の成分はもう40年ぐらい前から欧米では、心臓病や糖尿病性網膜症の治療のために民間の薬草として広く活用されてきました。その後もピクノジェノールの研究はどんどん進み、心臓病、脳血管疾患、婦人科疾患、動脈硬化などにも効果がある成分を含んでいることことがわかってきました。そして最近ではADHDなどの脳機能障害にも改善効果があることが判明して、欧米ではADHDの多動性、不注意などの症状を改善することに応用され、良好な結果が出ていると学会報告されてきています。ピクノジェノールは、子宮内膜症や子宮筋腫などの婦人疾患にも効果があることがわかっていて、もともとは、月経前後の体調不良や、痛みなどを抱える人のために用いられてきました。

ピクノジェノールは動脈硬化を改善し内分泌のバランスを整える

ポリフェノールなどの成分が含まれていることが研究によって判明していています。子宮内膜症の人が健康食品としてピクノジェノールを使う場合には、カプセル内の含有量ができるだけ多いもので、余分なものを含まない製品を選ぶことが効果的ですが、発達障害、ADHDの人が利用する場合もその原則は同じです。落ちつきのない犬に飲ませるペット用のピクノジェノールの製品もあるようですが、人間の場合と同じように働くものと思われます。発達障害の治療の権威である星野仁彦医師がその著書の中でピクノジェノールについて取り上げて以来、日本でも、この健康食品を活用しようとする人は増えているのです。

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