ADHDにはピクノジェノールというサプリメントが症状の緩和に効果があることがわかり、欧米では使われてきています。これはフランス海岸松という松の一種の樹皮からら抽出される成分です。ピクノジェノールは、ADHDの症状の中でも、多動性、不注意などの症状が緩和できる可能性があります。
PDDにもADHDの症状が合併しているケースが多い
ADHDは、発達障害の一種ですが、最近は大人のADHDが問題視されてきています。その中でも、複雑な家庭環境などで、発達障害の症状はさらに悪化することがわかっています。広汎性発達障害(PDD)の人は、ADHDの症状を併せ持っていることが非常に多いこともわかってきています。ピクノジェノールはもともと心臓病や糖尿病や女性の生理不順などに使われてきたサプリメントです。バランス障害、協調運動の障害などが多いADHDは、天才にも多くみられるアスペルガー症候群とは、やや傾向が違います。ただし、併存している症例もまた多いのです。自閉症スペクトラム障害(ASD)という表現はこうした症状の複雑さをうまく説明しているもので、PDDとほとんど同じ概念といえるものです。PDDとASDはほとんど同じ疾患概念と考えてよいものです。
ピクノジェノールとADHD
農薬汚染により胎児や乳幼児の時期に脳機能の発達が阻害されることが原因のひとつとなって発達障害が発症する可能性があることが研究の結果、判明してきています。発達障害は、発達のアンバランスが起きているだけなので、右脳トレーニングに代表される脳トレで、大人の発達障害でも、発達のアンバランスはじょじょに改善します。片付けなどが苦手な傾向がある人もいますが、こうした症状も訓練やサプリメントの併用で育てて伸ばすことができることが、発達障害に関するアメリカでの研究でわかっていています。認知機能のアンバランスなどは右脳トレーニングで改善させられるので、発達障害の子どもも大人も試してみる価値があります。発達障害の傾向があっても、ピクノジェノールを飲んだり、右脳訓練などを続けることでほとんど目立たないところまで改善させられる可能性が高いのです。長所を伸ばすようにしながら、こうしたトレーニングを重ねることで、良い結果が引き出せます。