発達障害には、広汎性発達障害とも呼ばれる自閉症、アスペルガー症候群、ADHD(注意欠陥多動性障害)、LD(学習障害)が含まれています。子どもの10%程度が発達障害と診断されるともいわれています。発達障害は2~3歳から兆候を親が感じ取ることが多いです。発達障害の子どもは、落ち着きがないなどをきっかけとして、発見されることが多いです。他には親の言うことを聞かない、些細なことにこだわるなどの症状がみられます。
自閉症スペクトラム障害
幼稚園や小学校に入学した頃から、対人関係がうまく構築できないなどの特徴が明らかになってくることで、発達障害がわかってきます。軽症の場合は見過ごされたまま、大人になるケースもあります。その場合はわがままな子どもだとか、変わり者だとか、親が勘違いしていることも多いです。言うことを聞かない子どもと思われたまま成長していくことも少なくありません。発達障害であることを早い段階で診断することで、本人の適性にあわせたライフスタイルを選択することで穏やかに暮らせるようにできます。うちの子が、発達障害かもしれないと感じたら、本書をテキストにして、判断してみることをおすすめします。