身体の訓練で発達障害を緩和するには

骨盤ベルトや骨盤調整の各種体操、骨盤を整えるヨガやピラティス、そして、ベリーダンスで骨盤ダイエットなど、骨盤を調整するとダイエットに良い事は知られていますが、ヨガに代表される身体の訓練は、脳機能を刺激するので、発達障害の傾向がある人にとって、有益な訓練となります。アメリカから逆流入の形でヨガが日本に来たハリウッド・ヨガやパワー・ヨガ。そして骨盤ベルトが売れたことなど、さまざまな要因が考えられますが、骨盤の歪みを整えること自体は正しい方法論であり、これが普及することは良いことだといえます。

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骨盤を整える体操は仙骨、仙腸関節を整えて、背骨を整える

背骨の微弱なずれが神経の通路を微妙に妨げて健康を害していますので、これが改善すれば、代謝もあがり脳機能を高めます。発達障害の人は運動が苦手なケースが多いですが、幼いころから身体訓練を重ねると、諸症状は緩和されます。大人になってからも一定の効果が見込めます。骨盤をととのえる方法はいろいろありますが、誰でも簡単に自宅でできるお手軽なものもたくさん出ています。骨格の歪みをとるには、胸郭を開くことと、骨盤の歪みをとることです。胸郭を開く一番良い方法は、胸式呼吸をすることで、これは息を吸うときに思い切り胸郭を開いて吸います。思い切り胸を膨らませて息を吸います。

胸郭の動きを促して縮こまっていた胸郭を広げる方法

それは、横隔膜をそれほど動かさず、胸郭を膨らませてする胸式呼吸です。しばしば腹式呼吸が健康に良いと言われていますが、美脚をつくり、脚やせするには、腹式呼吸よりも胸式呼吸が良いのです。胸をしっかりと膨らませて、呼吸をすると、縮こまっていた胸郭が広がります。すると上半身が貧弱だったのが次第に改善します。その結果、骨盤が整い、脚やせも実現します。オペラなどの声楽でも下腹部に力を入れて、横隔膜を下から支えるようにと教えていますが、胸郭を広げる胸式呼吸は声にもはりを与えるのです。脳機能の発達にも有益なのです。

骨盤の歪みをとるには脚を振る体操が最適

脚をふりあげる運動は簡単にできて効果的です。イスなどの背もたれにつかまり、右足を左後方に振り上げます。振り子のような動きです。左足は右後方に振り上げます。二十回ほど左右行います。お尻を引き締めて行うと効果的で、カラダはねじらないようにまっすぐに立ち、行いましょう。窮屈な靴を履くことは避けます。窮屈な靴を履くと外反母趾になりやすくなります。足の親指が外側に曲がるのです。そして内反小趾にもなります。これは、小指が内側に曲がり歩くことに小指が参加しなくなります。ウオノメができる。ひどい場合は歩行にも差し支えます。ハンマートゥになる。指の先が曲がってしまい、内臓にも悪影響となります。巻き爪、陥入爪になる。歩行の邪魔になり、切除の手術が必要になることもあります。足の関節が歪み安いので捻挫がおこりやすくなります。O脚の原因です。骨格が歪むと脚やせはできません。立っている時に、片方の足に体重をかけて立つのは、体重のかかった股関節、骨盤を歪んで広がっていきます。脚を交差させて立つのも骨盤、股関節を歪め、広げます。

間違った座り方で骨格が歪み病気の原因に

床に座る時も注意が必要です。ぺちゃんと床に座る割り座は、両足を外側に開いて座ることです。この座り方では膝から下が大きく曲がったO脚になり、ひどい場合は股関節脱臼などを引き起こすはずです。あぐらも、股関節の外旋状態を作り出し、骨盤も歪みます。横すわりもまた骨盤にねじれを起こします。体育すわりも内臓下垂の原因です。イスに座る時に脚を組むと、骨盤が歪み背骨が歪んでしまいます。脊柱が湾曲していくだけではなく猫背にもなります。姿勢を崩す間違った正座とは、足の親指を重ねて、踵の間を離して座る方法です。いつもこれだと、骨格がゆがみます。両足の親指と踵をつけて座り、お尻を引き締めて、座っていきます。腰椎がしっかり伸びているかに注意します。こうすれば骨格が歪むのを防止できます。しゃがむことも骨盤を広げる動作になります。このため、両足を前後に開いて片方の膝を床につくようにしてしゃがむと良いです。美脚によい眠りのポーズは仰向け寝です。カラダの歪みがないようにして眠りましょう。日常生活の姿勢を整えることは、脳機能に良き刺激を与えるのです。

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