広範性発達障害は自閉症スペクトラム障害へ

2013年ごろから、広範性発達障害は、ひとまとめとなり、「自閉症スペクトラム障害」という名称に統一されてきています。つまり、自閉症の中でも知的障害と伴うものと、伴わないものをまとめ、アスペルガー症候群も含め、グレーゾーンも含めて、「自閉症スペクトラム障害」としていく流れにあります。発達障害は、発達がアンバランスであるというだけであり、その子にあった適切な育て方を工夫すれば克服できるのです。それなのに、発達障害の傾向があるということを認めようとせず、子供のできない部分を親が責めて子供を苦しめると、親に否定されることで愛着障害を併発して、症状が悪化してしまいます。

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発達障害であることを受け入れ療育に尽くす

発達障害の傾向がある人に不向きなのは、営業職や接客業です。もし、自分の傾向を知らないまま不適切な仕事についてしまうと、本人には悪気がないのに、「失礼な態度」「不真面目な勤務」と否定され、批判される結果、うつ病を発症したり、引きこもりになることもあります。自信をなくしたまま、転々と仕事を変えたり、引きこもりになってしまうことはもっとも不幸なことです。早期に発達障害と向き合い、その子に適応した進路を選び、長所を進展させる共感的な育て方をすることで、生きやすい環境を与え、就労においても幸せになれる道が開けるのです。子供を否定し続けて育てることはもっともよくないやり方です。自己肯定感を失い愛着障害になることで、暴力的になったり、うつ病になったりしてしまうからです。

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