小麦食品を減らしタンパク質を増やすと発達障害は改善

小麦を原材料とする食材、乳製品を減らして、タンパク質の摂取を増やしつつ、穀物と野菜を中心にした食生活を送ることで、発達障害の症状が緩和することが食事療法の研究者らの調査によってしだいに明らかになってきています。発達障害の発症は、胎児の時期、そして乳幼児期の、小麦グルテンなどの食物アレルギーがかかわっている可能性が指摘されはじめています。

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胎児期から乳幼児期の食べ物に注意

胎児期であれば母親が、食べた乳製品や卵、そして小麦を減量とする食材が大きな影響を与えているというのです。また、乳幼児期の予防接種に含まれる水銀などの有害物質も、脳へのアレルギー障害により発達障害の誘因になりうることが考察されています。アレルギーの子どもをもつすべての親が小麦製品に注意を払う必要がありそうです。食事療法で、多数の発達障害児がその症状が緩和しているということです。アトピー体質は胎児期から作られるともいわれています。胎児が、母親の食べている乳製品や卵、小麦製品、グルテンにアレルギーをおこし、感作され発生している場合があります。また、離乳食を早くすることで、未熟な腸壁が炎症をおこし、腸壁のバリアーが機能しなくなり、牛乳や卵のタンパク質や小麦グルテンが腸を通過して血中に侵入して、アレルギーをおこすことがわかっています。この腸壁の炎症をさけるには、牛乳や卵や小麦は一歳を過ぎるまでは避けたほうがよいといわれています。また母乳育児をできるだけ長く行うことが推奨されています。母乳を与えるあいだは、母親は乳製品や小麦製品や卵製品を避けるように食事に注意しましょう。またその場合は日光浴を増やしたり、栄養面での注意を忘れないようにしましょう。

グルテンアレルギー・カゼインアレルギー

脳機能を狂わせる食材のひとつが小麦グルテンです。小麦アレルギーと思われる症状が急増しています。アトピー性皮膚炎や気管支喘息などで、ここ十数年で、小麦が原因とされるものが増えてきているのです。発達障害の原因もまた小麦のグルテンアレルギーが脳神経の発達を阻害したためといわれています。小麦といえば、人類が数千年も食料としてきた食材です。なぜ、伝統の食材が人体に牙をむくようになったのでしょうか。それは1960年代にひそかに行われた小麦の遺伝子組み換えに由来します。まだ遺伝子組み換えという言葉さえ知られていなかった1960年代。日本で生み出された農林10号という小麦を素材にして、ロックフェラー財団の研究所が、品種改良を繰り返していました。その操作の中に遺伝子操作も含まれていたのです。そうして完成した小麦が現在、世界中で栽培されている小麦なのです。この品種改良された小麦は、すでに遺伝子組み換えされたものであり、食べることで、アレルギー反応をおこします。その毒素はまず小脳をおかし、50年以上かけて、命にかかわる疾患を人体に発生させていくのです。その過程でおこるさまざまな症状の中に、皮膚炎や喘息があります。また、セリアック病、心臓病、脳梗塞、認知症、発達障害、糖尿病、高血圧などがおこってきます。牛乳にはカゼインというたんぱく質があります。カゼインとグルテンを避けることが大切です。

小麦をできるだけ減らし高タンパク食にする

著名な心臓の専門医が、二千人の患者に小麦抜きの食生活の実践を指導した結果、こうした疾患が次々に改善し、完治するのを確かめました。アメリカで蔓延している肥満のほんとうの原因が小麦にあることもその過程で判明しました。小麦を食べることで、急激な血糖値上昇がおこり、小麦に麻薬中毒のような依存がおこり、過食が進んでいくためにメタボになるのです。腹部に内臓脂肪をためこませるのが小麦の作用なので、ウエストが太くなり、体重が100キロをこえるような肥満者が増えていくのです。発達障害の傾向がある人はできるだけ小麦を食べない食生活を心がけましょう。パンもパスタも麺類もすべては小麦食品なので、できるだけ食べないようにするということです。実践すれば、さまざまな原因不明の難病が改善し、そして完治していくのを体験することになります。炭水化物を食べないことでアンチエイジングできますが、その炭水化物の中でも、もっとも有害なものが小麦です。タンパク質は子供のアレルギーの状態を考慮して食べられるものを選び、小魚、豆、乳清(ホエイ)などを活用します。ホエイはカゼインを除去している成分です。豆乳ヨーグルトなどもおすすめです。鳥肉や豚肉、牛肉も良いですが自然な放牧によって育ったものに限ります。

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