食事を変えると発達障害は改善

マーガリン、洋菓子、市販のお菓子類、クッキー、ケーキ、ドーナツ、シリアル、これらには、すべてトランス脂肪酸が含まれています。トランス脂肪酸は人体に有害で、細胞膜に入り込んで、機能を乱します。発達障害の症状を悪化させる食材の一つとして、発達障害の食事療法でも避けるように指導されています。

脳機能を乱し発達障害を悪化させる食材

脳機能を不安定にさせて、神経過敏にし、不安感、イライラ、気力低下を誘発するのがトランス脂肪酸です。これと同じぐらい悪いのが、グルタミン酸です。食品添加物としては、アミノ酸という名称で記載されていますが、中身はグルタミン酸です。グルタミン酸やアスパルテームの中のアスパラギン酸は、過剰に摂取すると脳内で、神経過敏、興奮、イライラ、情緒不安定をひきおこします。発達障害の傾向がある人は特にこの影響が強く出ます。注意して、減らしていきましょう。味の素、シマヤダシノモト、各種の調味料に含まれるので、しょうゆなども、アミノ酸を含まない、有機しょうゆを使いましょう。香料も石油から作られているものが多いので、脳機能を乱します。石油を食べるなど、異常なことですが、缶コーヒーや缶ジュースなどに香料として含まれています。バニラの香料であるバニリンも石油から作られています。天然のバニラではありません。

小麦のグルテン、牛乳のカゼインに要注意

また、アルミニウムも脳機能を悪化させるものです。アルツハイマーの一因ともされています。なので、アルミ缶、アルミ鍋、アルミのフライパンなどを使わないようにしましょう。微量でも溶け出ています。和食を主体とし、乳製品と小麦製品を減らし添加物を減らしていくと、脳機能がよみがえります。特に発達障害の食事療法では小麦のグルテンを避けるように指導されています。グルテンフリーの食事にすると多くの発達障害の過敏な症状が緩和され、落ち着きを取り戻すようです。小麦のグルテンは腸壁から体内に入り込んでアレルギーを誘発して、そのアレルギーは脳にも悪影響を及ぼし、過敏性、落ち着きのなさ、注意力散漫などを引き起こします。小麦はあらゆるところに含まれているので除去は困難です。米飯を中心として和食にするようにし、麺類を避けて、米と納豆など大豆食品と野菜、海藻類、きのこ類などを食事としてとり、魚や肉類などもこれに含めます。牛乳のカゼインも小麦と同様に好ましくないので、カゼインフリーつまり、乳製品も避けましょう。タンパク質を十分にとることが発達障害の改善には有益とされています。毎日、肉類、卵などをたっぷりと取ることが大切です。

胎児性アルコール・スペクトラム障害

カナダでの研究によると、世界で、1000人に8人が、胎児性アルコール・スペクトラム障害に罹患しているそうです。毎年、妊娠中にアルコールを飲んだ女性から13人に1人の割合で胎児性アルコール・スペクトラム障害の子を生んでいるのです。胎児性アルコール・スペクトラム障害はアルコール関連の発達障害として大きな問題となっています。妊娠可能な年齢のすべての女性に、アルコール暴露による胎児への有害な影響について、教育するべきであると、WHOも警告しています。アルコールだけではなく、さまざまな物質が、胎児の脳神経に悪影響を与えます。有機リン系農薬やネオニコチノイド系農薬が含有される野菜や果物を摂りすぎると、胎児に発達障害が発生しやすいことはハーバード大学などの研究で明らかになっています。妊婦が喫煙することも、胎児の脳に学習障害などの発達障害を起こすことが知られています。こうした事実については、学校教育の場で早期に啓蒙していくことも大切です。日本でも中高生を対象にこうした教育が行われるべきだといえるでしょう。また、親になると子供をどう教育するべきなのかについて、学ぶ、親学なども必須でしょう。

子供を愛着障害にしない育て方が発達障害を治癒させる

親学の中でも肝要なのは、子供を愛着障害にしないための育て方の知識です。愛着障害をともなうことで、発達障害は重篤になるといわれています。母親や父親あるいはその役割を果たす保護者が、子供に共感的、受容的に接することの大切さを学校教育の場で啓蒙することは重要なことなのです。社会問題を克服したり緩和する鍵は学校教育の中にあります。それぞれの家庭での教育を改善することも大事ですが、家庭に問題があったとしてもその不備を学校での教育と啓蒙が補うことは可能なのです。発達障害、自閉症スペクトラム障害などの知識を啓蒙し、弱者への配慮や手助けができる社会の枠組みを作るためにも、教育の役割は大きいのです。まだまだ、日本の教育は、改良されるべきところが多いようです。

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