発達障害の子供の特性を生かして社会に出す

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発達障害がある子供を育てていくとき、親が最初に心配することは、学校生活にうまく適応できるのか、ということです。そして、もう一つは、その先、社会人として生活していけるのかです。学校生活には教員やさまざまな支援が受けられますが、社会人、職業人となればそのような環境が整っているかどうか、難しいことも多いです。

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発達障害の子供の特性を生かした仕事に就けるよう支援する

親は早いうちから、子供の得意なことと不得意なことを見極めてあげる必要があります。学校生活の場合は、親の助け、学校側の支援がある程度ありますので、多くの発達障害の子供はなんとかやっていけることが多いです。しかし、社会に出ると、例えば会社では親も学校も支援はできません。そうなると自分自身の生きる力が試されることになります。そのため、得意分野を伸ばしていくと同時に、基本的な生きる力を養っていくことが大切になるのです。自閉症スペクトラム障害の子供が幸せな人生を歩む鍵が「長所進展」です。

発達障害のある人の自己実現に生き方教育は不可欠

仕事をすることは、個性や能力を発揮して自己肯定感を得ることにつながりますが、社会で自分の存在を認めてもらうためには、コミュニケーションの取り方を習得する必要があります。この訓練が大切で、これがあって初めて、社会人となり、自分の存在を認めてもらい、仲間をつくり、安定した人生を歩むことができます。
私たちは、子供時代を過ごし、学生時代を過ごし、職業人となり、家庭人となり、市民や国民となって生涯を終えますが、それには生きるためのスキルである「生き方」の教育が必要となります。

人間関係形成、社会形成能力や、自己理解、自己管理能力をつける

発達障害の子供は、生きるためのスキルをしっかりと学ぶことで、社会に適応できるようになります。自己理解、自己管理能力とは、自分自身について客観視し、自己を制御したり、やりたいことを見つけて実現する能力です。人間関係形成あるいは社会形成能力というのは、相手の立場や心情を理解し、相手の意見を聞き、自分の意見を相手に正確に伝えることで、良きコミュニケーションをして、良き人間関係を構築していく能力です。このほか、自分の生き方を自分で計画できる、キャリアプランニングの能力や、課題がある時、計画的にこれを実行できる課題対応能力などがあります。こうした生きる力を早い段階から訓練していくことが大切です。

小学生、中学生、高校生と成長するにつれ人間関係形成能力を育てる

家庭では規則正しい生活をする習慣がいちばん大事です。社会人になっても職場に毎日出勤できる土台となる能力です。できたことは褒めてあげて、達成感を与えながら、早寝早起きの習慣を維持しましょう。ゲーム依存やスマホ依存になる傾向がありますので、発達障害の子供にはこうした機器はできるだけ与えず、させないほうが無難です。また家庭では役割行動を身につけさせます。毎日の生活の中でお手伝いの役割を与えて、自分の役割を果たす訓練をしていくと、社会に出た時、職場において自分の役割をうまく果たせるようになります。家族が早い段階で、こうした生きる力を訓練するように導けば自閉症スペクトラム障害の子供は生きる力を養い、社会に適応できるようになっていきます。

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