発達障害の子供を育てている親にとって、発達障害の子供にどんな言葉かけをするか、どんな接し方をするか、という問題は非常に大きな悩みです。本書は、発達障害の子供にどのようなフレーズで話すと、コミュニケーションがうまくとれるのかを分析し、ノウハウとして学ぶことができるのです。発達障害の子供のもつ対人反応、コミュニケーション特性を理解したうえで、適切なかかわり方をすると、うまく誘導して、育てていくことができるのです。子どもが目を合わせてくれないときにどうすればいいか。どのように話しかけてあげると反応が高まるか。子どもに届きやすい指示を出すコツがあります。
発達障害の子どもを伸ばす秘訣
絵や4コママンガを読むとすぐに理解できるように作られています。発達障害ではない普通の子供を育てるときにも役立つ内容です。子供に対してどのようにアプローチすれば、いいかがわかりやすく学べます。発達障害というのは、障害ではなく、発達のアンバランスであり、その子供の個性であると解釈するほうがよいと考える医師が増えています。育てる親も、発達障害というよりも個性だと理解し、その子供の感性にあわせた言葉かけをしてあげることで、子供をさらに伸ばすことができます。アスペルガー症候群でもADHDでも同じ考え方で言葉かけをしていくことができます。