「大人の発達障害」という言葉が知られるようになってきました。
発達障害(ADHDやアスペルガー)は、障害という名前がついていますが、
正確には障害ではなくて、個性であると考えたほうが良いとの立場の専門医も増えているのです。
ある専門家は障害ではなく、発達のアンバランス症候群だと言い切っています。
自閉症スペクトラム障害という言い方も普及してきていますが、障害というよりも、
発達のアンバランスであり、個性なのだとの認識が必要なのです。
目次
発達障害は成長するうちに症状が緩和されていくことも多い
もし、発達障害の傾向があっても、対人関係が苦手であれば、対人関係について勉強して、
コミュニケーションを学び取ることで少しでも生きづらさを緩和する道があります。
すべては勉強であり、訓練の結果です。足りないところは、勉強をして、あせらず
少しずつ磨けば、ゆっくりとではあっても生きづらさを克服していくこともできるのです。
また、自分の個性に沿った生き方をすると、幸福感が増してきます。
努力せず、不平不満を言っているだけでは不幸だという感覚がますます強くなります。
できないことは徐々に磨けばよいと考えて自分なりにできるようにする努力を重ね、
どうしてもできないことは、別のことでカバーすればよいと考えてみることもできます。
必ず何か得意分野があるわけですから、それを磨けばよいのです。
発達障害の人は、得意と不得意を見極め、得意分野を伸ばせば幸せに生きられる
得意分野を伸ばすことが長所進展の法則です。長所に着目し、
できることをしていって個性を活かせれば誰でも幸せになれます。
不平不満を言っていると、できることさえ、できなくなります。
すると、幸福は生み出せないのです。
コミュニケーションが不安であれば、コミュニケーションについての勉強をするのです。
もともとできる人と、もともとできない人は確かにいますが、
勉強して、訓練することで、誰でもあるレベルまではできるようになるかもしれません。
発達障害や自閉症スペクトラム障害は適切な療育により改善できる
努力をすることに意識をむけるべきであり、くよくよと不平不満や愚痴をこぼしていては、
それが悪い引き寄せになり、不幸になるばかりです。感謝して明るく生きれば、
どんどん幸せが舞い込んできます。
発達障害でも結婚して幸せになっている人が世の中にたくさんいるのです。
発達障害とは個性の一つに過ぎないことを理解し、自分を磨くことを考えていきましょう。
医学界では自閉症スペクトラム障害という新しい呼称が広まりつつありますが、
この呼称でも障害という語句が含まれており、適切ではないとの見方もあります。
発達のアンバランスがあるだけの個性の一種なのだとの認識が広まればよいですね。