発達障害の症状を治す育て方

発達障害の子どもをどのように育てると、発達障害の症状が治るのでしょうか。
これまでわかってきたのは、その子どもの持っている長所や特性を認めてそれを伸ばして、
長所進展を主にした子育てをしていくということです。
発達障害とは、「非定型発達」とも呼ぶべきものであり、それは発達のアンバランスです。
そのため、周囲の子どもよりもすぐれた長所も必ず持ち合わせているのです。

長所を見出してほめ、認め、共感する育て方

両親はその子どもの長所を認め、それを伸ばしてあげることができると、発達障害の子どもは
すくすくと伸びていくだけではなく、やがて他の能力も伸びてくるのです。
そのような育てられ方をすると子ども時代に発達障害があっても成人する頃にはすっかりと治り、
発達障害の診断基準から外れていく、つまり、完治する事例も多いのです。

その一方で、親が子どもの個性や特性を認めず、ステレオタイプを強要して、それができないと
はげしい罵倒をしたり、暴力や暴言、虐待などをしているケースも発達障害の子どもの場合には多々みられます。

非共感的に接してばかりだと発達障害の症状は悪化する

このような愛情にかける育てられ方をすると、発達障害の子どもはいっそうその症状が重くなります。
発達障害よりもむしろ愛着障害の悪影響で、問題行動が増えるようになるのです。
したがって、発達障害の子どもを育てる上では、愛着障害にならないようにすることは最優先事項です。
非共感的な接し方は、絶対にしてはなりません。

あくまでも共感的なふれあいを重視して、愛情に満ちた家庭教育を創造していくことが重要です。
そして、もし、その子どもに発達障害の傾向がなかった場合でも、愛着障害になるような育て方をしていると、
発達障害にきわめてよく似た問題行動がその子どもに見られるようになるのです。
最近では、発達障害ではなく、単なる愛着障害の子どもが発達障害のレッテルを貼られ受診するケースも増えているのです。

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